Ayus=生命/寿命を延ばす + Veda=知識/科学
アーユルヴェーダとは・・・?
日本語では「生命の科学」などと、訳されます。
アーユルヴェーダはインドの伝統医学で、5,000年以上の歴史があると言われています。 この宇宙に存在するものは、全てが自然界の5大元素から成り立っているという考えです。 もちろん、私達人間も例外ではなく、この5つの元素の組み合わせにより、3つのドーシャが生まれます。心身ともに健康でいる為には、このドーシャのバランスを保つ事が重要だとされています。
自然界の五大元素とは・・・?


宇宙が動き出す事により・・・
- 1.空間(空) が生まれ、
- 2.その空間に流れる空気(風) が生まれ、
- 3.空気の摩擦により(火)が生まれ、
- 4.火によって溶けた元素から(水)が生まれ、
- 5.水が固まり(地)が生まれる。
これが自然界の五大元素として、【森羅万象】全てに存在しますと考えられているのです。
ドーシャとは・・・?
5つの自然界の元素の組み合わせにより、
人間は3つのドーシャと呼ばれる、質の異なる生命エネルギー(体質)を持って生まれます。


それが、VATA体質・PITTA体質・KAPHA体質と呼ばれるものです。稀に3つとも等しく持つ、トリドーシャ体質の方もいます。
それぞれのドーシャは、年代、季節、時間帯によっても優勢なときがあり、大切な事は、ドーシャのバランスを崩さないようにする事。
アーユルヴェーダでいう“健康”は、ドーシャのバランスを保ち、ダートゥー(体内組織)を正常に生成し、オージャス(活力)を生み出す。その為にアグニ(消化力)を強く、健康な状態に保つ事を重要としています。



VATA(ヴァータ)
風と空の元素を持つ体質
運動を司る力のあるドーシャです。空間を自由に動く風の質をもつVATA体質の人は、クリエイティブで行動力があります。
バランスを崩すと、落ち着きがなく、記憶力の低下、恐怖心を強く持つようになります。
風に当りすぎるとイライラが高まりますよ!身体を冷やしたり、乾かす食事や行為は禁物です。
そわそわした感覚に駆られたら、ゆっくりとした呼吸、陰ヨガなどひとつのポーズをじっくりとるヨガをお勧めします。

PITTA(ピッタ)
火と水の元素を持つ体質
変換を司る力のあるドーシャです。火の消化力と、水の変化の質をもつPITTA体質の人は、物事を理解する能力に長けておりリーダーシップがとれる知的なタイプです。
バランスを崩すと、攻撃的になり怒りっぽくなります。競争心をあおる環境や、夏場にはイライラが高まります。
刺激物を控え、心を鎮める行動を意識的に取り入れましょう。些細な事でカッとなってしまったら、身体を冷ます呼吸や、瞑想をしましょう。アーサナでは捻じりのポーズが効果的です。

KAPHA(カファ)
水と地の元素を持つ体質
構築を司るドーシャです。水と地と元素を強くもつKAPHA体質の人は、揺るがない安定感と穏やかさを持ち、深い愛情を持つ人です。
バランスを崩すと、怠慢になったり頑固になったり、全ての事に億劫うだと思う傾向があります。
心身共に重たくする要素を持つ食材や、糖分、揚げ物などの調理法は禁物です。
動きたくないというだるさを感じ始めたら要注意です。マッサージなど
で循環を高めたり、ダイナミックに身体を動かすビンヤサやパワーヨガなど動きのあるヨガをお勧めします。


Ayurveda Basicトレーニング
この研修では、ヨガ的な生活と共に、日常生活に取り入れ易いように、アーユルヴェーダの基礎をお伝えします。
アーユルヴェーダ=スパのイメージが強いかもしれませんが、この研修はマッサージの技法を習得するものではありません。
自分の体質を知り、傾向を知り、調和を生み出すために何が必要なのかを生活習慣、ヨガアーサナ、呼吸法、アーユルヴェーダ的食生活などの知識を通じて学びます。
単にアーユルヴェーダの知識だけを学ぶことではなく、アーユルヴェーダを自身のヨガと連動させた学びと発見を体験しながら習得して頂きます。
ヨガに興味があり、アーユルヴェーダに興味があり、自分自身が健康である事に興味のある方でしたら、どなたでもご参加頂けます。
インドとアメリカで学んだアーユルヴェーダの知識を、気軽に日常生活に取り入れられるよう、日本人に向けたオリジナルの教材をお渡しします。
今迄にアーユルヴェーダの講義を多数行い、食に関する質問が多かったので、新しくレシピも増やしてお届けします。
Ayurveda Basic Training カリキュラム
講義
1, アーユルヴェーダの歴史(アーユルヴェーダとは/歴史/神話) | *アーユルヴェーダ発祥の地インドから伝えられた伝統医学を知る *アーユルヴェーダ的な健康のあり方を考える *医学の王ダンヴァンタリと、不老不死の薬アムリタの神話 |
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2, ドーシャと5エレメント(5つの元素と3つのドーシャの特徴) | *パンチャブータ(大地・水・火・風・空)の質の違い *ドーシャの語源である偏り知る *3つのドーシャの特徴と宇宙に与える影響 |
3, ドーシャ別の特徴(Vata・Pitta・Kaphaドーシャタイプの人の特徴) | *3つのドーシャは体質、その人の特徴と考える *ドーシャバランスが崩れた時の症状と対処法を学ぶ *自分のドーシャを受け入れる、他人のドーシャを理解する |
4, ドーシャチェックシートの書き方 | ※ドーシャチェックシートの記入方法の注意点 |
5, 5感とドーシャ(聴覚・触覚・視覚・味覚・嗅覚を使ったドーシャバランス) | *5感と元素の関係 *エネルギーの質グナの理解 *聴覚(癒しのマントラ)・触覚(ムードラ)・視覚(色彩)・味覚(ラサ)・嗅覚(エッセンシャルオイル) |
6, クリヤ浄化法(シャットカルマとパンチャカルマ) | *アーユルヴェーダ的治療法 パンチャカルマ *ハタヨガ的浄化法 シャットカルマ *日常に取り入れる浄化法 |
7, アーユルヴェーダ的食生活(サプラダートゥ、食事方法、レシピ) | *食べたものから成り立つ身体と7つのダートゥ(組織体) *アーユルヴェーダ的な食事方法 *ギーとキッチャリについて |
8, ドーシャ別クラスの組み立て方(ドーシャバランスを整える為のクラスの組み立て) | *Vataバランスの為のクラスの組み立て方 *Pittaバランスの為のクラスの組み立て方 *Kaphaバランスの為のクラスの組み立て方 |
9, プラナヤマ | *Vataバランス呼吸法 (階段呼吸/ナディショダナ) *Pittaバランス呼吸法 (洗浄呼吸/シタリ呼吸) *Kaphaバランス呼吸法 (カパラバティ/バストリカ) |
10, ヒーリング講義(癒しとは何か) | *ストレスとは何か?癒しとは何か? *病気を未然に防ぐ為にできること *ヨガ的なヒーリングとは? |
ドーシャ別ヨガ実践
11, Vataバランス | *プラナヤマ(階段呼吸/ナディショダナ) *アーサナ(ウローラ/脚を使い大地と繋がるポーズ/長いキープの前屈ポーズ) |
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12, Pittaバランス | *プラナヤマ(洗浄呼吸/シタリ呼吸) *アーサナ(月の礼拝/頑張らない座位と寝位のポーズ) |
13, Kaphaバランス | *プラナヤマ(火の呼吸/アグニサラ) *アーサナ(ダイナミックに動くヴィンヤサスタイル/後屈やチャレンジポーズ |
資料等
(資料1)ドーシャチェック シート(テキストに付随) | ドーシャ別 身体の特徴 ドーシャ別 代謝の特徴 ドーシャ別 行動の特徴 ドーシャ別 心の特徴 |
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受講方法は対面受講とオンラインの2通りあります

アーユルヴェーダ Advanceトレーニング
ヨギーのためのアーユルヴェーダ 上級研修
アーユルヴェーダはインド発祥のヨガと姉妹哲学と考えられ、Ayus(生命)+veda(叡智)健康に生きる為の知恵が詰まった、インド人の生活に根付いている伝統医療です。
自然との調和を重んじ、心身ともにバランスの取れた状態を維持する為の知恵が何千年もの間、受け継がれています。
この研修では専門知識を増やすというより、Basicコースで学んだ基礎知識を実践する事、応用して自分で考える力を付けることを大切にしています。
知識を経験に変えて自分の事を深く理解し、自分だけでなく必要な人にアーユルヴェーダの叡智を伝えられるように、応用できる力を備えて行きましょう。
・オンデマンド受講(動画視聴)の利点として、トレーニング期間中は何回でも動画視聴で学べるので学びを深めることができます。
・インプットだけでなく、オンデマンド受講で学んだことを「セルフモニタリングシート」や「カウンセリング シート」に書き出して、トレーニングの習熟度を確認できます。
・個別オンライン受講では、講師のMao先生と1対1にて学んだことをフィードバックしながら疑問点を解消し、学びをさらに深めて頂きます。
本トレーニングは【アーユルヴェーダBasicトレーニング修了者】のみ受講可能です。
Ayurveda Advance Training カリキュラム
講義
(講義1)ドーシャを深く理解する | VATA、PITTA,KAPHAドーシャのおさらい ダブルドーシャの特徴とケアの仕方 |
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(講義2)ドーシャ別の心理 | ドーシャ別の心理 ドーシャ別ヨガインストラクターの特徴 |
(講義3)エネルギー体とドーシャの関係Ⅰ | 14のナディ 7つのチャクラとドーシャの関係 |
(講義4)エネルギー体とドーシャの関係Ⅱ | サブドーシャを学ぶ |
(講義5)アーユルヴェーダ的解剖生理学Ⅰ | サプタダートゥ7つの体組織 |
(講義6)アーユルヴェーダ的解剖生理学Ⅱ | ドーシャと内臓の働き |
(講義7)アーユルヴェーダ的解剖生理学Ⅲ | アグニとドーシャ 13のアグニの火 |
(講義8)心と体の健康に必要な3要素 | オジャスの働き テジャスの働き プラーナの働き |
(講義9)リトゥチャリヤとディナチャリヤ | 季節の過ごし方 朝の7つの習慣 夜の7つの習慣 |
(講義10)ドーシャ別の食生活 | 6つの味覚 ドーシャ別の食材 |
(講義11)ドーシャ別のヨガポーズ解説 | アーユルヴェータ的なヨガアーサナ ヨガポーズの解説とリストの見方 |
(講義12)ドーシャ別の瞑想解説 | ドーシャ別の瞑想解説 |
(講義13)セルフ アビャンガ | アビャンガとは |
実践講習
実践講習1)毎日続けるドーシャ別呼吸と瞑想の実践 | Vataバランス 呼吸と瞑想 |
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(実践講習2)毎日続けるドーシャ別呼吸と瞑想の実践 | Pittaバランス 呼吸と瞑想 |
(実践講習3)毎日続けるドーシャ別呼吸と瞑想の実践 | Kaphaバランス 呼吸と瞑想 |
(実践講習4)毎日続けるセルフトリートメント1 | *薬草オイルの作り方 【Salon rre監修】 |
(実践講習5)毎日続けるセルフトリートメント2 | *セルフアビャンガ *ドーシャ別ポイント 【Salon rre監修】 |
特典資料と別紙
(資料1)ドーシャチェック シート(テキストに付随) | ドーシャ別 身体の特徴 ドーシャ別 代謝の特徴 ドーシャ別 行動の特徴 ドーシャ別 心の特徴 |
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(資料2)参考資料(テキストに付随) | 参考図書・映像制作協力・トリートメント監修案内 |
(別紙1)セルフモニタリング シート | トレーニングで学んだことを実践に移すための自己診断フォーマット |
(別紙2)カウンセリング シート | トレーニング受講内容の理解度を確認するための記述式シート |